2011年03月09日

理事長の話【4】AGAの価値基準

組織の価値観を明示することが経営の最初で最大の義務であると私は考えている。

なぜならば、この価値観をアイマイにすることは経営者の卑怯であるからだ。

曖昧な価値観に基づいた場合(たとえば「安全第一、品質第一、顧客第一(そして内部的に利益第一)」を掲げていたりする場合)、現場がこれらの価値の順序を判断することになる。

もしこの判断で問題が起こった場合、経営者(あるいは上司)はこう言うはずだ「普段からそうは言っていなかったですが(なんせすべて一番って言ってたもんね!!!)…現場はよく叱っておきます」。

しかしこの問題の原因は現場が価値観の順序の判断を間違えたことには無い、経営者あるいは上司が価値観の順序を示さなかった事にある。

AGAのリーダーの最初で最大の義務は価値観を示すことだ。そしてその価値観でトラブルが起こった場合、必要に応じて責任を取ることである。

責任を取るとは、価値観の意図を説明し、謝罪し、ある場合には保障する事、そしてある場合にはその取引を停止することである。

【ステークホルダーについて】

1st 会員

2nd 従業員

3rd ゲーム発信者(アマチュア・個人経営)

4th 市民

5th ゲーム業界

AGAが最も重視するのは、同志としての会員および従業員である。

彼らが現実に対する行動をすることが善悪を超越して"新しいゲーム、新しいスタイルに挑戦する"事になるからである。

従業員と会員で会員が重視されるのは、従業員という官僚職の人間よりも、アナログゲームの振興に尽くす"個人としての会員"を優先するからである。

次に優先されるのはアナログゲームに関わる個人である。アナログゲームを前進させてきたのは無名のゲーム紹介者あるいはゲームマスターであるとAGAは信じる。

次に潜在顧客である市民である。市民の順位が低いことは市民軽視ではない。

AGAの想定する会員や従業員は市民に受け入れられるゲームやそのシナリオを構築することを目的とする。

会員や従業員、そしてゲームの発信者を優先することで、結果として市民にとって優れた価値が発生すると信ずる。

最後に意識するのはゲームの業界である。AGAは現在の産業としてのゲームを成り立たせた先人たちに敬意を払う。

【価値観】

"アナログゲームのあり方に新しい方向性を提示し、世界を豊かにする。"

1st 新しい価値観の研究・調査・提示

2nd 表現・伝達

3rd 提示した未来の自力での実現

4th 効率性

5th 提供される価値の品質

AGAはまず新しい価値観の研究及び提示をその第一の優先とする。AGAが独力での新しいスタイルの発明という形とともに調査の過程で発見されたスタイルやゲームを広く一般に提示しそれを流布することを第一優先とする。

第二にそれをより理解されやすい、面白い形の表現へと置き換えることを重視する。そのスタイル、ゲームの良さを"伝達"できる形へ変換することでより一層の議論促進をさせることを目的とする。

第三には提示した新しいスタイル(未来)の自力での実現である。AGAは提示と議論を最優先するが、これらの実現にも努める。

第四には活動の効率性である。これは官僚主義、その他の無用な修飾主義によるロスをゼロにすることでよりアクティブな活動を優先する事を目的とする。

第五にはこれらの提示、実現する価値の品質である。AGAは"品質第五"となっているように完璧主義を取らないが、可能な範囲で考え尽くし、品質の向上に努める。

【3ステップ】

1st 好奇心を高いレベルで持つ

2nd 記録

3rd 発信

第一に"好奇心を高いレベルで持つ"ことである、社会とゲーム全体について高いレベルの好奇心を持ち、調べ、仮説を立てる。

第二にそれらを必ず保存する。

第三にそれらを必ず発信する。そして可能であればそれの特性をより明示する形の表現を行う。
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2010年03月16日

理事長の話【3】その活動は"公益"?それとも"共益"?

〇公益と共益

政府の公認を受けるNGOは(認定NPOであれ、公益法人であれ)"公益のための活動"をその軸とすることが要求される。

"公益"とは公の利益という意味だ。政府からの公認を受けるのだから当たり前の事だ……といわれそうだがこれがなかなか難しいのだ。

公益に対して用いられる言葉に"共益"がある。

公益と共益の違いは、対象の広さによるものである。

"公益のための活動"と言うにはその活動は"一般市民"を対象にせねばならない。

もしもそれが既存のユーザーや、その業界の関係者だけを対称にするものは、これはたとえ対象にどれだけ多くの人が含まれていても"共益活動"という事になる。

共益活動を行なう組織は"業界団体"として認識される。法律の精神から言えば"業界団体ならその業界で支えるべき"という事になってしまう。

AGAは公認のNGOを目指しているので、当然ながら活動は"公益活動"を志向することになる。

〇AGAの活動

AGAのイベントは(もちろん例外もある、アナログゲームの世界の振興はAGAの設立目的の一つだから、共益的な活動は当然ある)その多くは"公益活動"であるか?を念頭において行なわれる。

……昨年や一昨年のイベントの評価で"子供が居る中でゲームなんぞできるか"というような狭量な意見が出たと聞いているが、私はこういう人に言えることはない。

ただAGAは"公益活動のように見える"活動をしてお茶を濁すことはしない、真剣に"公益活動"を追求する方針だ、従っていかに強固に、あるいは巧みに"一部の市民を排斥せよ(例えば子供や老人、あるいはKYな人!)"という声が上がってもそれは断固として拒否する。

そもそも子供や老人、あるいはKYな人というものを排斥を正当化する理由などないのだ。アナログゲームのイベント会場はレストランではない。

騒がしいのはむしろ日常的な事だ(AGAのイベント運営基準で一つの卓に対して一定以上の面積を割り付けるルールがあるのはゲームは音を立てるものであるから、相互の卓の干渉を配慮しなくてはならないからである)。

KYな人というのは居るのかもしれないが、むしろ多くの場合KYというのは"異質排斥の大義名分"でしかない、"多数決だ、みんな賛成している"と思う人が居るかもしれないが、たまたま集まった4人や5人の多数決で出る結論は偏向していると考えて良いと思う。

AGAは公益活動を重んじる立場から、排斥行為には反対する。ゲーム環境には一定の配慮はするが、狭量な発想、短絡的主張に組することは無い。

〇共益と公益

さてでは共益と公益は相反するものだろうか?

行政の運用上ではこれははっきりと区分されている(必要に応じて国が予算をつけて補助するかもしれない組織の性格付けなのだからこれは当然の事だ)、が、実際にはこの二つは相互に補完しあう関係だ。

公益は日本国民全体に益のある活動ということだ。AGAはこれをアナログゲームの振興と意義の啓蒙という形で実現するし、できると信じている(アナログゲームにはその価値が元々あるのだ)。

と、同時にAGAはこれを実現するために共益活動にも従事する。なぜならば、共益活動でフォローされる人……ゲームの供給者、既存の消費者……がより高度な活動を行なう事が公益に貢献するからである。

もちろんよりよいゲームの供給は公益になる。また、プロのゲーマーなどが生まれれば、それは公益につながる可能性が高い。専門の研究職が生まれると、その分野は大きく進歩する(必ずとは言わないが)。また単に技術的な進歩だけでなく、外に対して適切な解説者を得ることにもなる。子供向けの解説書や絵本というのは、その分野に専心している教授などが受け持つ事が多い、それはその世界の事を深く理解した人間だからこそ、ある部分は省き、あるいは簡単に説明できるからだ。子供や初心者にわかりやすい説明が行なわれるとすればそれは公益的な活動であろう。

アマチュアサークルが高度な活動が可能になればそのイベントには市民も参加が出来る可能性が高い…つまり公益的な活動が広がるという事になる。

AGAはいつもそっと、しかし繰り返し"私達はアナログゲームの世界を豊かにすることを補助する団体です"と述べている。私達は私達自身が行なう活動でアナログゲームを広げてやろう…とは必ずしも思っていない。私達が最大の使命と考えているのは、公益的な活動が出来るような個人や、団体の助成である。

私達はそれが公益につながる事を念頭において共益活動にも従事する。
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2010年02月15日

理事長の話【2】:AGA今年の目標について

ご存知のかたはお久しぶりです、ご存じない方は始めまして。
AGAの理事長になりました、長谷中 義巨です。

それでは、AGAの活動について、組織や行動から語るというアプローチもあると思いますが、私はまず目標から語ってみようとおもいます。

1)1日1つ何か議員が発言をする。(1日サボる毎に罰金1000円)
2)活動基礎を固める(事務処理、入会、会員管理、会誌発行)
3)正会員を増やす(3名)
4)賛助会員を増やす(5名)
5)パンフレット・クレド完成、配布
6)年間24回の説明

今年の目標は以上の6項目があがっています。

特に重点を置いているのは1・2、5・6です。

*****
まず「1)1日1つ何か議員が発言をする。(mixiなどで、1日サボる毎に罰金1000円)」だが、こういった活動で問題になるのは責任者が、責任を果たさない事です。

その第一が発言しないという事です。

AGAはこれを認めません。
安全地帯にちぢこまって模様眺めをするようなリーダーは必要ないからです。

但し今回は「質」は問いません。

「あ」、でも「ごめん」でも何でもよいがとにかくmixiに一言書き込むのが目標です(もしもまとまった内容が上がれば、当然こちらでも紹介させていただこうとおもいます)。

唯一罰則規定が定まっている事でもわかるようにこれは『最重要目標』なのです。

*****
次に「2)活動基礎を固める(事務処理、入会、会員管理、会誌発行)」。

なぜ「事務処理」が目標となっているかというと、これは「効率の良いアウトプット」のためです。
私のいままでの経験ではイベントなどは「やる」と決めたら実施できるものです。

しかしその後結果をまとめたり、またそれを会員にフィードバック(例えば会誌などで)するのが困難なのです、この部分を強固にするのは「1)」と同じくAGAが関係者に「説明責任」を果たすために最低限必要なことだからなのです。

そして、同時に一般のイベントが実施しにくい「死角」であるからでもあります。
AGAとしてはこういった「死角」を補強することでアナログゲームの活動を増補していきたいと考えています。

*****
3)4)は今年は達成できるかどうかわからないのがこの目標です(また達成しても2)が確立していないと問題が起こる)。

会員を増やすというのは実はそこまで難しいことではないと私は考えています。
ただし、意義を理解してもらい続けてもらうということが難しいのです。

身内で面白がる情報流通ではなく、外から見て評価に耐える情報の流通ができなければ数値の上でこの目標を達成しても(結局維持できないので)無意味と思います。

*****
5)パンフレット・クレド完成
恥ずかしい話ですが2006年から停止しているプロジェクトです。
AGAの活動やそのビジョンを示すための基礎資料としてパンフレットを完成させることは必要なことです。

AGAの目的は"ゲームを社会に貢献させる"ということです。
このためには1)アナログゲーム世界の強化 2)アナログゲームの価値の啓蒙という2段階が必要だと私たちは考えます。

なぜなら1)で「提供できるモノ」を強化することも必要ですし(例えばより幅広い年齢層に訴求する、教育的効果の高いゲームを備え、ゲームイベントを大規模に開催できる人材を揃えなくてはならない)。

2)同時に「強化した提供物」の利用法を「おしらせ」していくことでより効果的にアナログゲームを活用してもらうことができるからです。

『そしてそのために私達は…(こんな方法を取ります)』

…とそういう事がまとめて書いてあるパンフレットになる予定です(あと、アナログゲームには何故価値があるのか?についてもページを割いていますが)。

原稿は既に揃っていますから内容を一部改定するだけで完成するはずですが、楽観はできません。

*****
6)年間24回の説明
これはAGAの活動についての説明です。

ちなみにこの文章がその第一号、理事が説明できない事は、だれにも説明できません。
そして、だれも説明しない事は、間違いなく何の効果も生みません。


あと最低23回、説明責任を果たすつもりですのでよろしくお願いします。

長谷中 義巨
1978年生まれ
6歳からボーイスカウト活動を続ける。
12歳のころからTRPGを始め(TRPGはRPGのボードゲーム版のようなもの)。
TRPGのサークル、さーくる〇まる(中学)、GEAR(高校〜社会人)などのゲームサークルの設立に関わる。
TRPGではイベントとしてのゲームを追及する。
中学ではラグビー部、高校では空手の道場に通う本人曰く「まあそれがバランスってもんです、中途半端とも言いますが」事実どちらもそこそこの成績、おまけながら学業もそこそこ
大阪工業大学中退(2年)→専門学校(2年)と紆余するが結果としては2001年に就職。
現職はコンピューター技術者
その傍らボランティアやゲームの活動を続けていた。
ゲームの活動を続けていた縁でアナログゲームアソシエーション(AGA)の設立にも関わり、理事となる。
2008年9月AGAの暫定最高責任者に就任
posted by AGAな人○ at 14:09| Comment(0) | TrackBack(0) | 活動の趣旨解説

2009年06月29日

暫定最高責任者のあいさつ 2009-06-29

この記事はアナログゲームアソシエーションのパンフレットに掲載予定の「暫定最高責任者のあいさつ」です。
パンフレットの完成の遅れがあり、またこのブログにあげれそうな記事がない(いや記事はあるんですが、理事会承認がおりている文章がない)のでこのブログでまず公開しようと思います。

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時代は移り、環境が変わりつつあります。

20世紀は競争の世紀でした。
21世紀はゲームの世紀だと言われています。

20世紀はつまり、既存の工業の生産性を技術の投入によって改善していく時代でした。
その象徴が自動車でした、トヨタが世界一になったのは「カイゼン」によってです、誰よりも速く走れる人が一番になったのです。

では21世紀は?
「競争」から「ゲーム」という構造の変換の意味はなんなのでしょうか?
それは「どっちに向かって走るべきか?どれくらいのスピードで走るべきか?」が重要な時代に入ったのだと考えられます。

ある状況・条件の下で最善の選択とはなにか?
考えた結果『最善』と信じて選び出した自分の行動が、他者にどういう影響を与え、それがどういう風に自分に返ってきて(因果応報!思ったとおりになかなかならないものです)、自分の思惑がどうズレるか?

…『思考力』『仮説力』が重要な時代になりつつあります。
こういった経験は(繰り返しは起こりえないので)必ずしも100%生きるというものではありませんが、思考をいとわず、思考を楽しむという資質を育む事は非常に有用です。

AGAはあなた向けの良質な思考ゲームを提供する事で、思考に対する興味と関心、そして経験を養います。

Thinks FAN!
posted by AGAな人○ at 14:21| Comment(0) | TrackBack(0) | 活動の趣旨解説

2009年05月07日

アナログゲームアソシエーション(AGA)のブログです。 2009-05-07

〇アナログゲームアソシエーションという名前について。

「アナログゲームアソシエーション」は「アナログ」な「ゲーム」を通じて行なう「教育」や「娯楽」の価値を社会に生かす事を目的とする「アソシエーション」です。

※アナログゲームは将棋やモノポリー、ビリヤードなどのアナログなゲームの総称

〇なぜアナログゲーム?

なぜアナログゲームか?
その答えの一つ目はまず「面白い」からです。
そして「人と」やる遊びだからです。

3つ目に「モデル化された仕組み」つまりルールに基づいて人と遊ぶものだからです…現実の状況は雑多な情報が混在しておりいきなりそれを見ても(たとえば銀行口座に入ってきた給料残高や確定拠出型年金の明細を見て「金融だ!※」と普通気づけないように)何を意味するのか理解するのは難しいものです、ルールによって大まかな仕組みを示されているとルールが補助線となって、何がその場の課題なのか?交渉の争点なのか?が把握しやすくなります。

そしてモデル化する「テーマ」によっては普通の人が理解し得ない社会の仕組み……例えば「金持ち父さん、貧乏父さん」のボードゲームは日本ではほとんど学ぶ事の出来ない「金融常識」の構造をテーマにしたゲームです……を学ぶ機会になるからです!


「ルールやテーマがなくても話す事は楽しいじゃないか?」ですって?
それは当然ですが、ルールやテーマに基づいて新しい事や物に挑戦する事も楽しいですし、新しい経験は新しい側面や個性を見つけるキッカケになりますよ!


〇主な活動

・そういうわけでアナログなゲームを子供に教える。
・そして教える大人に十分なトレーニングを行なう。
・アナログゲームの良さを伝える人を創る。


※確定拠出型年金…「金融だ!」→現在までの日本では年金は「確定給付型」でした、「年金給付される月々の額が確定していた」のです。
さてでは「確定拠出型」とはどういうことでしょうか?これはつまり「年金のベースになる額を月々確定的に拠出する」ということです。
この変化にはどういう意味があるでしょうか?
ずばり、「金融」です、確定給付型では年金の原資を運用する責任は企業側にありました、「給付額」が決まっているのですから約束した額が払えるように運用する義務があります。
確定拠出ではどうでしょう?この場合、企業は年金運用するはずだった金額を月々社員に払っていきます、これをどうするかは個人の自由ということになります。そして「運用して老後の備えにしなさい」というのが年金の型というルールが変えた企業側の真意なのです。
posted by AGAな人○ at 12:48| Comment(0) | TrackBack(0) | 活動の趣旨解説
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